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先日、ワーナーさんの試写にて、スクリーンでの「マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クローム エディション」(モノクロ版)を観て参りました。
こちら1/14より全国で劇場にかかる事になったため、急遽こういう試写会が開催される運びとなったようです。
このブラック&クローム版、12/6にBlu-rayが発売されている国も多く、一番最初のアナウンスがあった段階では先行発売予定だったドイツ版Blu-rayを予約したディープなファンも多いと思います。日本版が少し遅れて2月8日発売が決定し「うーん、ロードショーに続いてまたも日本は遅れるのか…」とモヤったのですが、劇場にかかる事になったというのはかなりの吉報です。これは日本のファンのみに与えられた大きなボーナスステージですね。
※最初Blu-ray上映と書きましたが、DCP上映でした。失礼しました!
で、ブラック&クロームの中身です。
私はカラー作品の色を落としただけで「モノクロ」と名乗るのは正直あまり好きではありません。優れたモノクロ映画は撮影段階からきっちり色設計をして撮られていますので、モノクロ映画でしか表現し得ない絵的な美しさや迫力を醸し出しています。
ただこのフューリーロードに関しては、元々ナイトシーンは色数を落としてパートカラーに近い状態で描いているので、当初よりモノクロ表現に近い試みが幾分織り込まれていたと解釈できます。
ちなみにあくまでコーマドゥーフだけは赤くする、という遊びにはニヤっとしてしまいますね。
で、ブラック&クローム、もしかするとモノクロ用に大掛かりな色編集を施しているのか?と期待したのですが、全体を観るとそういう風でもなく、ただ色を落としただけの印象です。いやそりゃもちろん全カット調整はしているでしょうがw
それで面白くないか?と言われると、いつも通りのフューリーロードな訳です。普通に、というかモノクロになった分、印象が変わるカットもあり、改めて楽しめる部分もありました。
ビジュアルが幾分か大人しくなった分、今迄聞き漏らしていた些細な効果音が耳に入ってくる箇所もありました。元が鬼のように情報量のある作品ですので、こうやって色を取り除くことで、あらためて伝わるディテールもあるんだな、と感心した次第です。
で、それでもやっぱり色を落としただけのモノクロ作品に関して物申したい性分は変わらないのですが、このブラック&クローム、本編を観てみると別ケースだなあと。
そもそも膨大なフッテージを撮影し、長大な編集時間をかけて、繊細かつ大胆なトリミングを加え生み出された稀有な作品な訳で、そこから更に色情報をトリミングするという試みは実に意欲的です。単なるモノクロ化とはニュアンスが異なると解釈できたので、自分的には大変納得のいくバージョンでした。贅沢を言うなら、音声モノラル版も作ってもらいたかったですね。そしてゆくゆくはサイレント版も!
という事で、最近落ち着きつつあるフューリーロード界隈、こういう形で新たなイベント発生という事で、2017年もまだまだ行けますね。当方らの「マッドマックス・コンベンション」も来年はフューリーロードに絡めたイベントも開催したいと狙っております。
コンベンションといえば先日、NYのWinteconに出向きまして、「マッドマックス2」のキャストの皆さんに会ってきました。
昨年、日本に着てくれたヴァーノン・ウェルズさん。一年半ぶりにお会いできました。
女戦士を演じたヴァージニア・ヘイさん。実は毎年日本に来てくれているカンダリーニ役のポールさんとご友人との事。世界は狭い!
ジャイロ・キャプテン=ブルース・スペンスさんと、野生少年=エミル・ミンティさん。
しっかりした大人のビジネスマンに育ったエミルさんと再会し、ブルースさんは今何を思うのかw
お二人ともフレンドリーで、もちろん日本のコンベンションにも大変興味を持ってくれています!
そして荒野のアヤトラ・ロックンローラー、偉大なるヒューマンガス様ことシェル・ニルソンさん。ファーストネームが「Kjell」というスペルで、「マッドマックス2」公開時はケル・ニルソンというカタカナ表記がなされましたが、どうやら皆さんの発音を聞いていると「シェル」が一番近いですね。
御年70ですが、まだまだ元気なマッチョマン。目がヒューマンガス様なんですよ!
この辺レポートは後日アップしますが、ともあれ来年は「マッドマックス2」を軸にしたコンベンションの計画も進行中です。乞うご期待ください。
話をブラック&クロームに戻します。
販売終了で中古にプレミア値段がついている劇場パンフレットですが、今回の上映に併せて表紙替えの形で再販かかるとの事です。買い逃した方には吉報ではないでしょうか。
そういえばこの劇場公開されるブラック&クローム版はR15のレイティングが無くなるそうな。という事はご家族揃って観るに支障なしという事ですね!是非!
では2017年1月、劇場で再びお会いしましょう!
そして2/8発売のパッケージの方も!
12/1から12/7まで出張のため商品出荷作業が行なえません。何卒ご了承ください。
で、今回は久々の海外です。
http://www.nywintercon.com/
こちらWinterconは12/3と4,NYで開催されるコンベンションで、今回はなんと「マッドマックス2」35周年記念という事で、5名ものキャストが来場します。
これはさすがに行かねばなりますまい。
ヴァーノン・ウェルズ氏は昨年日本に来ていただきました。
野生少年エミル・ミンティ氏は一度、私のトークライブにSkype経由で参加してもらいました。加えて女戦士ヴァージニア・ヘイさん、ヒューマンガスのケル・ニルソン氏、そしてジャイロキャプテン=ブルース・スペンス氏。
これはかなり豪華です。
それだけではなく、「ウォリアーズ」(79)のメンバーが7名!
マイケル・ベックとジェームズ・レマーですぜ!
チューバッカ、ウフーラ、ジョージ・レイゼンビー、エイドリアン・バーボー、そして「ラストドラゴン」のタイマック!w
http://www.nywintercon.com/index.php/guests
この手の海外コンベンション、どういう雰囲気なのか?
自分はこんな大きな規模のイベントは組めませんが、ともあれ後学のために是非見ておかねばなりません。いいタイミングだと思い渡米する事にしました。
また、せっかくなので、大した分量のものは持っていけませんが、二日間、マクラウドとしてブース出店する事にしました。うちのアイテムに対して果たして海外の映画ファンのリアクションは如何に?
加えて昨日、81年に日テレ特番のため「マッドマックス2」ロケ地を取材したスーパードライバーズの雨宮さんに連絡してみたところ、当時の未発表の取材写真が大量に見つかったとのことで、大慌てでそのポジフィルムを借りてきました。本当にいつも雨宮さんには感謝です。
別冊映画秘宝「マッドマックス・ムービーズ」にも雨宮さんの写真が大量に掲載されたましたが、それとは別の写真です。フィルムスキャナーが手元にないので、今の段階ではハッキリ全アイテム確認できていませんが、世界のファンの度肝を抜くものも含まれていそうです。
実に素晴らしいタイミングでした。日本で開催しているコンベンションの画像と共に自分のブースにこれら写真をディスプレイし、海外のマッドマックスファンたちとの交流を深めたいと思います。
偶然にも東京コミコンと同日開催となってしまい、あちらは顔を出せなくなりましたが、そっちはそっちでどういう盛り上がりになるのか気になるところですね。
ともあれ、一週間業務をお休みしますが、何卒ご了承ください。
発掘された画像をネタにして、近いうちにまたトークライブやりたいですね!
では行って参ります!
ヴィンテージ・フェイス・フェンダー遂に入荷!
グースのアレですね。
我々は長年、これを「チンガード」と呼んできましたが、そもそも顎を保護するものというより、オフロード用の泥除けなので、「チンガード」というのは厳密に言うと意味合いが少し違うかも知れませんね。
ともあれ、マッドマックス劇中でグースがヘルメットに取り付けていたブツ、あれは何だろう?と色々な試行錯誤があり、これまでに幾つかのレプリカ商品も作られました。
今から十数年前、海外で当時物のデッドストックが発見され、そこから更に色々な事があり、ここにきてようやくオリジナル当時物と同様のポリプロピレン製品「フェイスフェンダー」として現代に蘇りました。
復刻してくれたのはLUCKY商会さん。もう感謝しかないですね。
今年は我らのアイコン、スティーヴ・ビズレイ氏まで来日するなど、なんだかグース的な意味でとんでもない年になってしまいました。21世紀すげー!としか言いようがありません。
もうあと最後のピースは、グースバイクのカウル本物が復刻される、くらいでしょうか。
で、このフェイスフェンダー、ヘルメットへの取り付けはご自身でやっていただく事になります。
付属のホック(土台側)をヘルメットにネジ穴を開けて、固定しなければなりません。
位置合わせは慎重にやりましょう。
劇中では縁ゴムにかかるくらいの位置にホックが取り付けられています。
角度は真横から見た時、完全に顎が出るくらい。ちょっと上過ぎじゃないの?と思いますが、それがカッコイイという、ほんとにこの映画の衣装製作はどこまで狙った結果なのかが謎で、とにかくあらゆるところが不思議な格好良さに満ちあふれていますね。
で、グース仕様を作る時の帽体です。これが今なかなか決定版というものがなく、本当ならBELLの復刻モデル「CUSTOM 500」が手頃で良いのですが、シルバーがラインナップされていません。
先のコンベンションでは、ビズレイ氏にかぶってもらうヘルメットは「CUSTOM 500」をシルバーで塗装しました。
引き続きベースになる手頃なヘルメットを捜索したいと思っています。
あと余談ですが、76年のアメリカ製TVシリーズ「ARK II」(日本未放映)というSFものがありまして、そこでグースと同じタイプのフェイスフェンダーが使用されています。
デザイン的に、やっぱりなんとなく未来的な使われ方をするんですね〜。
いや、この番組は「世界が燃えつきる日」(77)のランドマスター号を思わせる巨大マシンも出てくるので、是非字幕付きで観てみたいものです。
という事で、よろしくお願いいたします。
ご不明な点ありましたらお問い合わせください。
カートはこちら
久しく欠品しておりましたジム・グース、アームガード・レプリカですが、この度、FRP素材バージョンとして復活する事になりました。
アームガードについては以前、ブログにも記載しましたが、あらためておさらいを。
グースが腕に装着しているアームガード。
なんともいえないその無骨さに多くのファンは魅了され、80年代後半から勃興した日本プロテクター史に多大なる影響を与えたアイテムです。などと大げさな事を。
しかし実際、このなんてことのない腕当てが、以後のラインディグギア、映画衣装、コミック等、色々なものにインスピレーションを与えた事は間違いないでしょう。
マッドマックスファン的には、このアームガードがナニモノなのか、長年の謎でした。
しかしネットの普及、海外オークションへのアクセスなどにより、このブツが元々はホッケー用のニーシンガード(ひざ・スネ用のプロテクター)である事が判明したのはここ10年くらいの事でしょうか。
スネ当て部分を途中から切断し、腕に巻きつけるためのベルトを取り付け、ひざ当て部分にもベルトが取り付けられ、本編で使われています。
スティーヴ・ビズレイ氏が演じたジム・グースのスタイルは、肩パット付きレザージャケットやMFPバッジ以外は、77年撮影当時、現行品だったものを寄せ集めて作られたものだと思っていいでしょう。
黒い革ジャン姿のハイウェイ・パトロール警官に、オフロード用のチンガード、スチールプレートを貼ったブーツ、そしてホッケー用のプロテクターを混ぜるというアイデア。それでいてやらかした感も、安っぽさもなく、統一感を持った戦闘的スタイルに仕上がっており、未だに我々のような者にとっては、色褪せることのないアイコンで有り続けているという、まったく凄い事です。
これは脱線ですが、マッドマックス1作目から2、サンダードーム、フューリーロードと、予算規模や衣装担当は変われど、常に卓越した衣装センスを発揮し続けるマッドマックス・シリーズ。やはりジョージ・ミラーのセンスが凄いと結論づけても良いでしょう。
脱線ついでに「マッドマックス」の4年前に公開されたアメリカ製の近未来SFバイオレンス映画「ローラーボール」にプロテクターを使った戦闘的衣装が出てきており、マッドマックスになんらか影響を与えた可能性はあります。トゲトゲのついたグローブは当時のオフロード用のものを改造したもので、似たようなグローブがマッドマックスにもMFP隊員の装備として出てきます。
で、話を戻します。
当方のアームガード・レプリカ。映画衣装としてオリジナルのプロテクターに追加されたベルトやバックルの形状、その他諸々を執拗に検証して、「当時の衣装 or 小道具担当はこういう感じで作ったんだろうなぁ」と推測しながらレプリカ化しました。こういうのは実に楽しい作業ですね。
ちなみにですが、グースが着用しているアームガード、左右2本づつのベルトで腕に固定されています。その内の右腕の一本はベルト取り付けの方向を間違えているのですが、お気づきでしょうか? これは加工してた小道具さんも完成してから「うわ、やってもうた!」と思ったんじゃないですかね。
まあ、そんな事に気付いても何も得もありませんし、自分もそこまでは再現しませんよw
あと、これもあらためて。
オリジナルのニーシンガードにあった裏張りとプロテクターの間に空間を設けた構造。これがあるとないとでは装着感に雲泥の差がありますので、もちろんきっちり再現しています。
最後に塗装について。
オリジナルはPP素材ですのでスプレー噴いても色がのらず、ぼろぼろ剥げちゃうのですが、グースはそれがむしろカッコイイという部分があり、そこは譲れないところ。ただ吊るしで剥げちょろ塗装やるのは好みではありませんので、前回バージョン同様に水性スプレーを使って剥げやすい塗装を施しています。
ちょっとした事で色が剥げますし、納品時にすでに色が少し剥げている場合もありますが、返品交換対象とはなりません事をご理解ください。
今回、値段がまた少しあがってしまいましたが、何卒よろしくお願いいたします!
カートはこちら!
すっかり遅くなりまして申し訳ありません。
マッドマックス・コンベンション2016、チャリティ売上の熊本への送金の報告です。
色々あって自宅からネット経由で振り込んでしまったため、熊本県から受領書を取り寄せておりました。
内訳です。
●スティーヴ・ビズレイ氏 ヘルメット 79,000円
●スティーヴ・ビズレイ氏 レザージャケット 96,000円
●ポール・ジョンストーン氏 ヘルメット 30,500円
●ロジャー・ワード氏提供 25周年記念ワインボトル他
羽田コンベンションでの現金オークション 32,000円
※すいません、写真撮ってなかったです…
合計 237,500円
こちら熊本県健康福祉部発行の受領書です。
加えまして、コンベンションスタッフのLUCKY商会さんの方でも、コンベンションアイテムのヤフオク売上を8/8に送金しております。
以上、遅ればせながら報告でした。
あらためて、コンベンションアイテムのため、革ジャン提供の高円寺ゴリラさん、ヘルメットの加工を担当してくださったエアロクラフトKAZEさん、バイザー提供のYukizoさん、ありがとうございました。
ご落札いただきました皆様、ありがとうございました!
そして被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
では近々にコンベンションの報告レポートや動画のアップロードいたします。
あと今後の企画です。
★9/17、18
立川シネマシティでの「怒りのデス・ロード」極上爆音ライブスタイル上映。
自分は9/17を狙っております。
★9/25 九段下科学技術館スーパーフェスティバル
今回はブロークンヒーローズさんと共同出店。新作Tシャツも発表したく思います。
★10/10 モグラハウス主催ウルトラ・モーターフェスティバル
マッドマックス系車輌でのパレードラン予定です。
こちら追ってまた詳細お伝えします。
★10/末? そろそろ福岡でトークライブ&飲み会をやりたいと考えております。
以上、今後共よろしくお願いいたします!
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