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商品開発の経過報告とオタク話あれこれ
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新年あけましておめでとうございます。
本年も何とぞ、よろしくお願いいたします!


で、年末年始は実家で過ごしたのですが、退屈のあまり今回はDVDプレイヤーを実家用に緊急購入。最近、ばたばたで映画が観れなかったので、ようやく落ち着いて何本か鑑賞する事ができました。

まずは大晦日の夜、ひとりで「ミッドナイトクロス」。
結局、80年代かいっ?!みたいな。

この映画、公開時に劇場へ突撃し、その後、TV初放映あたりで再見して以来でした。印象深いシーンが沢山ある作品なんだけど、トータルではイマイチだったような?で、この度観直してみて、あらら、なんとも悲惨な脚本w

やっぱり悪党の知事暗殺の段取りがザル過ぎて…。そもそもタイヤを銃で打ち抜く必然性もなし。他にやりようはいくらでもあるのにぃ〜、んもう!!!みたいな。
殺し屋ジョン・リスゴーの行動も無茶苦茶だし。

しかしやっぱり、録音シーンやら、パレードを使った追っかけっこやら、花火やら、印象深いカット、シーンが多くて、タランティーノはじめ、ファンが未だに多い事に関してあらためて納得。特にラスト「悲鳴」オチから漂う自傷的センチメンタリズムは私もまったく嫌いという訳ではありません。

でもあの悲鳴オチ、ど直球じゃなくて一捻りあればこの映画の価値がもう一段上がったろうに、勿体ないなぁ〜という印象も受けました。

それより何より、この作品、意外な事に最近しつこく私が拘っているM65フィードジャケットをフィーチャーした作品だったのでビックリ。

主人公トラボルタが元軍人って設定のせいなのか、なぜか劇中2種類の色違いM65を着用。まず最初の深夜の録音シーン。

blowout1.jpg


カーキ色のM65です。こんなの実際にあるんかいな?


あとはクライマックスはじめ、途中何度か着用するネイビーカラーのM65。

blowout2.jpg



赤いシャツとのコンビがなかなかおしゃれですね。M65とは思えない。
あと胸毛もポイントなんでしょうかねw


という意外な収穫でした。マジでM65ってアメリカの日常にとけ込んでいたのかしらん?
ともあれ、カーキとネイビー、どっちもちょっと欲しいかもしれない。

この作品、81年製作なんですが、その年と言えば「マッドマックス2」「ニューヨーク1997」といった二大カルト映画を生み出した豊作期。
他にもテリー・ギリアムの「バンデットQ」、クローネンバーグの「スキャナーズ」、といったニューウェーブ的作品が次々に公開。
ルーカス&スピルバーグは「レイダース/失われた聖櫃」。
SFX映画は当然ながら大流行りな上、更には「ハウリング」「スキャナーズ」のおかげで特殊メイク人気もじわじわ盛り上がりはじめ…といった感じ。

多種多様な作家の台頭、ムーブメントの勃興で盛り上がりを見せていた80年代初頭の映画の中、技巧派デ・パルマ監督のサスペンス映画は、これまた特別な輝きを放っていた事は間違いありません。

当時、思春期を過ごした私ら映画少年は今思うと幸福すぎましたね。
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