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久しく欠品しておりましたジム・グース、アームガード・レプリカですが、この度、FRP素材バージョンとして復活する事になりました。
アームガードについては以前、ブログにも記載しましたが、あらためておさらいを。
グースが腕に装着しているアームガード。
なんともいえないその無骨さに多くのファンは魅了され、80年代後半から勃興した日本プロテクター史に多大なる影響を与えたアイテムです。などと大げさな事を。
しかし実際、このなんてことのない腕当てが、以後のラインディグギア、映画衣装、コミック等、色々なものにインスピレーションを与えた事は間違いないでしょう。
マッドマックスファン的には、このアームガードがナニモノなのか、長年の謎でした。
しかしネットの普及、海外オークションへのアクセスなどにより、このブツが元々はホッケー用のニーシンガード(ひざ・スネ用のプロテクター)である事が判明したのはここ10年くらいの事でしょうか。
スネ当て部分を途中から切断し、腕に巻きつけるためのベルトを取り付け、ひざ当て部分にもベルトが取り付けられ、本編で使われています。
スティーヴ・ビズレイ氏が演じたジム・グースのスタイルは、肩パット付きレザージャケットやMFPバッジ以外は、77年撮影当時、現行品だったものを寄せ集めて作られたものだと思っていいでしょう。
黒い革ジャン姿のハイウェイ・パトロール警官に、オフロード用のチンガード、スチールプレートを貼ったブーツ、そしてホッケー用のプロテクターを混ぜるというアイデア。それでいてやらかした感も、安っぽさもなく、統一感を持った戦闘的スタイルに仕上がっており、未だに我々のような者にとっては、色褪せることのないアイコンで有り続けているという、まったく凄い事です。
これは脱線ですが、マッドマックス1作目から2、サンダードーム、フューリーロードと、予算規模や衣装担当は変われど、常に卓越した衣装センスを発揮し続けるマッドマックス・シリーズ。やはりジョージ・ミラーのセンスが凄いと結論づけても良いでしょう。
脱線ついでに「マッドマックス」の4年前に公開されたアメリカ製の近未来SFバイオレンス映画「ローラーボール」にプロテクターを使った戦闘的衣装が出てきており、マッドマックスになんらか影響を与えた可能性はあります。トゲトゲのついたグローブは当時のオフロード用のものを改造したもので、似たようなグローブがマッドマックスにもMFP隊員の装備として出てきます。
で、話を戻します。
当方のアームガード・レプリカ。映画衣装としてオリジナルのプロテクターに追加されたベルトやバックルの形状、その他諸々を執拗に検証して、「当時の衣装 or 小道具担当はこういう感じで作ったんだろうなぁ」と推測しながらレプリカ化しました。こういうのは実に楽しい作業ですね。
ちなみにですが、グースが着用しているアームガード、左右2本づつのベルトで腕に固定されています。その内の右腕の一本はベルト取り付けの方向を間違えているのですが、お気づきでしょうか? これは加工してた小道具さんも完成してから「うわ、やってもうた!」と思ったんじゃないですかね。
まあ、そんな事に気付いても何も得もありませんし、自分もそこまでは再現しませんよw
あと、これもあらためて。
オリジナルのニーシンガードにあった裏張りとプロテクターの間に空間を設けた構造。これがあるとないとでは装着感に雲泥の差がありますので、もちろんきっちり再現しています。
最後に塗装について。
オリジナルはPP素材ですのでスプレー噴いても色がのらず、ぼろぼろ剥げちゃうのですが、グースはそれがむしろカッコイイという部分があり、そこは譲れないところ。ただ吊るしで剥げちょろ塗装やるのは好みではありませんので、前回バージョン同様に水性スプレーを使って剥げやすい塗装を施しています。
ちょっとした事で色が剥げますし、納品時にすでに色が少し剥げている場合もありますが、返品交換対象とはなりません事をご理解ください。
今回、値段がまた少しあがってしまいましたが、何卒よろしくお願いいたします!
カートはこちら!
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