商品開発の経過報告とオタク話あれこれ
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私ときたら年中過去を振り返ってばかり。
最近、ついには小学校の頃読んでいた本にまで手を出してしまいました。
中古で買った「ジュニア版世界のSF」シリーズの中の一冊。
「遊星よりの物体X」「遊星からの物体X」の原作でもあるジョン・W・キャンベル.Jrの短編「影が行く」のジュブナイル訳バージョンです。
この「ジュニア版世界のSF」シリーズはうちの小学校の図書室に常備されておりまして、小学校4〜5年頃だったか、この「なぞの宇宙物体X」を皮切りにして、むさぼるように読みました。
私の人格形成、趣味嗜好の分岐点みたいな一冊ではないかと思う訳です。
いやしかし35年ぶりくらいなのか、なにせ懐かしい!
当時、おそらく図書館の貸し出し期間、一週間くらいの付き合いの本だったと思うのですが、表紙や挿絵は何度も食い入るように見た記憶。
まずは表紙をめくるとハイライトシーン紹介のカラー挿絵が折り込みでドーン!と。
武部本一郎画伯に手によるすばらしいイラスト。やはり昭和の絵師の仕事にはため息が出ますね。
この原作版の“物体X”はハワード・ホークス版のこれでもなく
もちろんカーペンター版のぐちゃどろでもなく、ちょうど中間くらいのイメージ。
目が三つ、牙が生え、髪の毛がわりに頭部には芋虫みたいなものがウネウネしているっていう風体。
海外の原作本をチェックしてみると、皆その容姿をちゃんと描いています。
↑まずは正統派の“物体X”。
↑普通すぎてイマイチかなぁ。
↑これはかなりアヴァンギャルドで素敵!
↑変わり種。しかしこれはこれで、面白いし不気味かもしれません。
最近は原作イメージのフィギュアまで発売されてます。
とまあ、そんな物体Xなんですが、色々見ても個人的には「ジュニア版世界のSF」の武部本一郎バージョンに軍杯があがってしまいます。
では本文中の挿絵を一部抜粋。
氷から掘り起こされた宇宙人。ちょっと猿っぽい。
溶かして検査するつもりが…。
見張り番の背後で徐々に氷が溶けてゆき物体Xが蘇生というイメージ。これは未だに強烈に脳内に刻まれております。三つ子の魂なんとやら、ですね。
40年前に描かれたドッグシングのイラスト。
実に素晴らしい!
基本形態はあくまで腕4本で統一されている武部版。
血液検査の途中で変形を開始する物体X。
クライマックスはホークス版に近い。
いやしかしこのジュブナイルバージョン。久々に読んでみましたが、古い小説ながらもやはりインパクトはあります。50年代当時にこれを読んだら、かなり強烈な印象を与えられたのではないかと。
原作の「影が行く」のオリジナルバージョンは日本では昔々、早川書房から出版されてはいたものの、永きに渡って廃版時期が続き、最近ようやく創元推理文庫にて普通に読めるようになったと思ったら、今じゃアマゾンでも中古しかないでやんの。
また廃版なのか? なんとも不憫な…。
ちなみに海外では原作の英語版のテキストファイルが無料で公開されています。
もはやパブリックドメインになっちゃってるのかしらん。
ともあれ、これからもしばらく「ジュニア版世界のSF」の中から思い入れの深い物を古本で集めていこうと思います。
最近、ついには小学校の頃読んでいた本にまで手を出してしまいました。
中古で買った「ジュニア版世界のSF」シリーズの中の一冊。
「遊星よりの物体X」「遊星からの物体X」の原作でもあるジョン・W・キャンベル.Jrの短編「影が行く」のジュブナイル訳バージョンです。
この「ジュニア版世界のSF」シリーズはうちの小学校の図書室に常備されておりまして、小学校4〜5年頃だったか、この「なぞの宇宙物体X」を皮切りにして、むさぼるように読みました。
私の人格形成、趣味嗜好の分岐点みたいな一冊ではないかと思う訳です。
いやしかし35年ぶりくらいなのか、なにせ懐かしい!
当時、おそらく図書館の貸し出し期間、一週間くらいの付き合いの本だったと思うのですが、表紙や挿絵は何度も食い入るように見た記憶。
まずは表紙をめくるとハイライトシーン紹介のカラー挿絵が折り込みでドーン!と。
武部本一郎画伯に手によるすばらしいイラスト。やはり昭和の絵師の仕事にはため息が出ますね。
この原作版の“物体X”はハワード・ホークス版のこれでもなく
もちろんカーペンター版のぐちゃどろでもなく、ちょうど中間くらいのイメージ。
目が三つ、牙が生え、髪の毛がわりに頭部には芋虫みたいなものがウネウネしているっていう風体。
海外の原作本をチェックしてみると、皆その容姿をちゃんと描いています。
↑まずは正統派の“物体X”。
↑普通すぎてイマイチかなぁ。
↑これはかなりアヴァンギャルドで素敵!
↑変わり種。しかしこれはこれで、面白いし不気味かもしれません。
最近は原作イメージのフィギュアまで発売されてます。
とまあ、そんな物体Xなんですが、色々見ても個人的には「ジュニア版世界のSF」の武部本一郎バージョンに軍杯があがってしまいます。
では本文中の挿絵を一部抜粋。
氷から掘り起こされた宇宙人。ちょっと猿っぽい。
溶かして検査するつもりが…。
見張り番の背後で徐々に氷が溶けてゆき物体Xが蘇生というイメージ。これは未だに強烈に脳内に刻まれております。三つ子の魂なんとやら、ですね。
40年前に描かれたドッグシングのイラスト。
実に素晴らしい!
基本形態はあくまで腕4本で統一されている武部版。
血液検査の途中で変形を開始する物体X。
クライマックスはホークス版に近い。
いやしかしこのジュブナイルバージョン。久々に読んでみましたが、古い小説ながらもやはりインパクトはあります。50年代当時にこれを読んだら、かなり強烈な印象を与えられたのではないかと。
原作の「影が行く」のオリジナルバージョンは日本では昔々、早川書房から出版されてはいたものの、永きに渡って廃版時期が続き、最近ようやく創元推理文庫にて普通に読めるようになったと思ったら、今じゃアマゾンでも中古しかないでやんの。
また廃版なのか? なんとも不憫な…。
ちなみに海外では原作の英語版のテキストファイルが無料で公開されています。
もはやパブリックドメインになっちゃってるのかしらん。
ともあれ、これからもしばらく「ジュニア版世界のSF」の中から思い入れの深い物を古本で集めていこうと思います。
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