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商品開発の経過報告とオタク話あれこれ
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以前、ちょっと触れた「ダーティメリー・クレイジーラリー」のピーター・フォンダ サングラス。

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0から作り起こすとなると、かなりハードウェイになるので、現行のこういうチープサングラスで納得しようか、などと考えておりましたが、

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最近になって比較的形状が近く、フレームもしっかりしている海外ブランドのサングラスを発見。


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DragonのEXPERIENCE IIというモデルです。

微妙に小振りにアレンジされていますが、もろにピーター・フォンダな70’sサングラスをモチーフにしたフレームです。


で、早速取寄せてみたのですが、べっ甲調のフレームは色味が少し暗く、眉間のスリットの処理が本家と異なります。↑のカタログ写真だと明るいレンズですが、実際のレンズは意外と濃い。うーん微妙なところかなぁ…。
とにかく違和感はレンズの濃さにある感じ。ちょっと暗すぎなんですわな。


そして先日、当方のサングラス「MAXIMUM FORCE」用に度付きレンズ&調光レンズを製作してくれている昭和光学さん(大阪)へお邪魔したのですが、試しにこのフレームへ、海外製の高価なレンズを入れてもらいました。

そのレンズの名称は「ドライブウェア」。
詳細はこちらページにて。

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このレンズの特徴は明るさでレンズの濃度が変化する調光と、ギラつきを抑える偏光の能力を兼ね備えているところ。その名のとおり、ドライブにおいてその実力を最大限に発揮するハイパフォーマンスレンズ。お値段ももちろん、ぐぐぐっと高くついてしまいますが、その機能性の高さに各方面から今着目されているレンズです。

私は昨年のメガネ関係のイベントでこのドライブウェアを偶然目にし一目惚れでした。
その後、MFPサングラス「MAXIMUM  FORCE」が発売となりました。もちろんこのレンズをオプションで用意したいと考えましたが、レンズカーブの都合上このレンズはMAXIMUM FORCEには取り付け不可。かなり残念でした。

いつかはドライブウェア装備のサングラスを!と機会を伺っていたので、このピーター・フォンダなサングラスはまさにテストケースにドンズバ!

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装着してみたら、なんと色味は理想的な感じ!紫外線バリバリのところだと、もうちょっと暗くなりますが。

という事で、「よっしゃこのDRAGONのフレームと、このレンズを組み合わせたカスタム品をうちで販売してみるか!」という事になりました。

ちょうど本日、高円寺GORILLAさんまで夕方ちょっとしたお使いがあったので、早速このサングラスを装着してバイクで出動したのですが、なんともブラボーなレンズです!

見事に対向車のハイビームのギラつきを半減させてくれます。それだけでもう十分OK。
加えて夕方〜夜の時間帯の運転なのに、サングラスをかけている事を忘れるほど、視界はクリア。調光機能も見事です。

うーん、いよいよ本気で惚れたぜドライブウェア!

という訳でおそらく少量、少アイテムからのスタートですが、ドライブウエア装備のカスタム・サングラス企画を進めていこうと思います。

いやほんと、気に入った!どピーカンの日にバイクで装着したいっすね。

あと、もちろんの事ですが、いずれはMFPなサングラスもドライブウエア仕様にしたいですね。
となるとフレーム新設計なので、遠い未来の話ですが…。

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私ときたら年中過去を振り返ってばかり。

最近、ついには小学校の頃読んでいた本にまで手を出してしまいました。

中古で買った「ジュニア版世界のSF」シリーズの中の一冊。

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「遊星よりの物体X」「遊星からの物体X」の原作でもあるジョン・W・キャンベル.Jrの短編「影が行く」のジュブナイル訳バージョンです。

この「ジュニア版世界のSF」シリーズはうちの小学校の図書室に常備されておりまして、小学校4〜5年頃だったか、この「なぞの宇宙物体X」を皮切りにして、むさぼるように読みました。

私の人格形成、趣味嗜好の分岐点みたいな一冊ではないかと思う訳です。

いやしかし35年ぶりくらいなのか、なにせ懐かしい!
当時、おそらく図書館の貸し出し期間、一週間くらいの付き合いの本だったと思うのですが、表紙や挿絵は何度も食い入るように見た記憶。

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まずは表紙をめくるとハイライトシーン紹介のカラー挿絵が折り込みでドーン!と。
武部本一郎画伯に手によるすばらしいイラスト。やはり昭和の絵師の仕事にはため息が出ますね。

この原作版の“物体X”はハワード・ホークス版のこれでもなく

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もちろんカーペンター版のぐちゃどろでもなく、ちょうど中間くらいのイメージ。

目が三つ、牙が生え、髪の毛がわりに頭部には芋虫みたいなものがウネウネしているっていう風体。
海外の原作本をチェックしてみると、皆その容姿をちゃんと描いています。

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↑まずは正統派の“物体X”。

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↑普通すぎてイマイチかなぁ。

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↑これはかなりアヴァンギャルドで素敵!

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↑変わり種。しかしこれはこれで、面白いし不気味かもしれません。

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最近は原作イメージのフィギュアまで発売されてます。

とまあ、そんな物体Xなんですが、色々見ても個人的には「ジュニア版世界のSF」の武部本一郎バージョンに軍杯があがってしまいます。

では本文中の挿絵を一部抜粋。

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氷から掘り起こされた宇宙人。ちょっと猿っぽい。

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溶かして検査するつもりが…。
見張り番の背後で徐々に氷が溶けてゆき物体Xが蘇生というイメージ。これは未だに強烈に脳内に刻まれております。三つ子の魂なんとやら、ですね。

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40年前に描かれたドッグシングのイラスト。
実に素晴らしい!

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基本形態はあくまで腕4本で統一されている武部版。


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血液検査の途中で変形を開始する物体X。


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クライマックスはホークス版に近い。

いやしかしこのジュブナイルバージョン。久々に読んでみましたが、古い小説ながらもやはりインパクトはあります。50年代当時にこれを読んだら、かなり強烈な印象を与えられたのではないかと。

原作の「影が行く」のオリジナルバージョンは日本では昔々、早川書房から出版されてはいたものの、永きに渡って廃版時期が続き、最近ようやく創元推理文庫にて普通に読めるようになったと思ったら、今じゃアマゾンでも中古しかないでやんの。



また廃版なのか? なんとも不憫な…。

ちなみに海外では原作の英語版のテキストファイルが無料で公開されています。
もはやパブリックドメインになっちゃってるのかしらん。

ともあれ、これからもしばらく「ジュニア版世界のSF」の中から思い入れの深い物を古本で集めていこうと思います。

 シドニー・ルメット監督が逝去。ご冥福を…。

ちょうど昨日、ルメット監督の「ネットワーク」(76)を見直したところだったので、なんとも…な感じです。



「ネットワーク」はTV業界の狂気を描く社会派ドラマで、確か二十歳くらいの頃、鑑賞して以来。役者の芝居は強烈だったけど、実際の中身ってどうだっけ?と気になっていたので、四半世紀ぶりの鑑賞に及びました。

私はとにかくアンチマスコミな人間でして、その考えが年々エスカレートしているように自分で感じます。「ネットワーク」は視聴率と売上のためならなんでもやる、という狂った70年代当時の米TV業界を戯画化したお話。

さて、今の自分が感じている21世紀の狂った日本のTVマスコミへの不審と、この作品。何がしか接点があるのかしらん? この作品にはテーマ的に時代を超えた部分があるのかしらん?と思ったのですが、蓋を開けてみるとちょっと違う。映画の出来・テーマが古びている訳ではないし、かすっている部分もあるのですが…。

「ネットワーク」が面白い作品であることは間違いなし。主演陣のアンサンブルはもとより、ルメット監督の職人芸的な撮り方が随所で光ります。カメラアングル、画面の切り取り方とか、地味ながらも感心する箇所多数。

ただガチにリアルな社会派告発映画ではなく、あくまで役者の芝居+戯曲的面白さを追求している作品なので、過度に社会性を期待すると肩透かしをくらいます。ともあれこの映画はオチですね、オチ!

で、この作品のTV屋は「数字のためなら何でもやる」というモノ。こういう感じの描写は、割と映画、TV、ドラマに出てきがちなステレオタイプとは言えるでしょう。

で、私が今の日本のTVマスコミに感じているものはちょっと違うんですよね。

日本のTV番組…。
そもそもが政治的偏向なんてのは可愛いもんで、平気で嘘をつく・謝らない・非を認めない。

格差社会を煽り庶民の代弁者のように振舞うくせに、実は局社員は我が国屈指の高給取り。
で、売上が落ちてきたら、番組のまず予算をカットして番組の質を落とす。
それで足りなきゃ適当な内容の映画を作り、自局で朝から晩まで国の電波帯域使って宣伝攻勢。

一応放送法はあるけど、実質やりたい邦題&言い放題を取り締まる術はない。
TV屋が身内で作ったBPOに訴えたところで、罰ひとつ与える事もできない。
まさに無敵の電波ヤクザ。

いや、それでも巧妙に庶民をだまくらかしてくれればいいんですが、どう考えてもアホなものをTVで流すから更に困ったもの。

例えばこれ。今日偶然見つけた震災関連番組の録画なのですが…。

http://www.youtube.com/watch?v=H7UKsFuSbm0&feature=related

怒りのコメントが多数寄せられておりまして、さもありなん。

この陳腐なナレーションをやっちゃうディレクター・プロデューサーとか、人間としての何かが麻痺しているとしか思えないんですよね。

今日のNHKのニュースウォッチ9でも、津波でお父さんを亡くした少年をネタにして、ドラマ仕立てのお涙頂戴VTRを作っておりました。これがまた酷い演出で…。少年にとってはこれこそ二次災害みたいなもんでしょうに。私はTVを前に激しく同情いたしました。何もしてあげられないが、少年よ負けずにガンバレよ…。

阪神大震災の時も、震災発生数日後から災害映像に映画サントラをBGMで流したり、まあTV屋のやってる事の程度の低さは15年前から進歩してませんでした。

「ネットワーク」が描いたTV業界の銭ゲバ体質・非人間性なんてこれまた可愛いもの。現実は更に醜怪で、業界の体質が腐ってるだけじゃなく、現場のスキル・意識もソートーに低いみたいな。こんな時でも扇情的なテンプレ演出やっちゃうって、どんだけゆとりなんだよ、と。

これほどの危機ですから、さすがに今回は日本人のメンタリティに何かしら変化が起こるんじゃないかと、私は思っています。TVの中の人もちょっとくらい空気読んで変われよ、って感じですね。期待はしませんが。


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「そのナレーション、本当に必要ですか?」エーシー♪ って事で。
最近流れてるシャネルのCM。

「? その音楽って…」





なんでそんなCMに「夕陽のガンマン」の決闘オルゴールなんだよ!

案の定、ちょっとググってみたら、おっさんばかりが反応しておりますね。
ターゲットとはおよそ縁遠い映画ファンが大漁に釣れてる状況に、
CMのディレクターやプロデューサーたちは何を思うのか?



ちなみにですが、このオルゴールは一応なんですが、マクラウドの製品化候補に挙がっています。
映画ファン的には手元にあったらなんとなく嬉しい、びっくるくんに比肩するアイテムではないかと思うのですがどうでしょうか?

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しかしこれはさすがに精密機械である事。8小節のメロディーをあんなコンパクトなものに仕込めるか?という疑問。写真の入手。そしてエンニオ・モリコーネの音楽の使用許可(つーか、正規ライセンス品ですわね)…。

相当にハードルが高いですが、実現できれば一部の人にとってはかなり嬉しいアイテムになる事は間違いなく、いつかチャレンジしたいと考えています。


あと、現在、びっくるくんの新プロモ動画を制作中。
今回は友人の作業場を借りて、それなりに真面目に段取りを考えてつつ撮影しました。
現在編集作業の真っ只中。

しかし花粉症のせいであろう発熱・悪寒・頭痛がひどく、このままでいけば3月いっぱいは仕事にならないんじゃないかと不安であります。

一昨年から花粉症発症したんですが、今年は本気で生命の危険を感じております。
今日なんて半日動けませんでしたからね。

よりにもよって、鼻水じゃなくて、こういう症状に見舞われるとは…。
ああ、早く春が終ってほしいです。

昨日、偶然思い出したように発見した金沢のTVレポートですが、今日、ふとアメリカ方面をぐぐってみたら、「シェラデコブレの幽霊」が、ロスのUCLA FILM & TV ARCHIVEで無料上映だそうな。

詳細はこちら

なんと2/25。明日、というか今日ですがな。
しかもゲストはマリリン・ステファノとか言ってるから、監督のご遺族なんでしょうね。
一昔前ならこれ目当てに渡米するホラーファンなんかもいたのではないでしょうか。

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こうやって堂々と画像付きで、人の目に触れる機会に見舞われるとは、日本でソフト化を推進されてる方々にも期待したいですが、アメリカでのソフト化についても、少しは芽が出てきたって感じ?

いや、この作品を過大に評価したくはありませんが、観たくても観られない、スチルにすらお目にかかれない幻の映像作品が、ある日を堺に解禁されて自由に観られるようになるってのは、そうそうある事じゃないビッグイベントなので、是非何らかの形で陽の目を見て欲しいもんですね。

あと、去年、さんざん「シェラデコブレの幽霊」について、アメリカのWebをぐぐり、成果ゼロだったのですが、今だと数カ所のダウンロードサイトに「 The Ghost of Sierra de Cobre」のタイトルが付いたファイルが置かれています。

私はTRENTとか、そういうのは使ったことがないので、一応ここは慎重にと、DLしてませんが果たしたこれは本編動画なのか?
だとしたら、有難味も何もあったもんじゃありませんね。

マジで本編動画なら、いずれは間違いなく誰かがYouTubeにUPするでしょうから、そこにも期待。
んー、でもやっぱり気になる。DLしてみたい誘惑に…。

と、映画泥棒的な事を堂々と言ってちゃいかんですな。
(と、スクリーンショット画像を貼るのも泥棒行為なのかw)

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それはいいとして…

左のネーちゃん、違法ダウンロードして、指摘されてるのに笑ってごまかしてる姿は、啓発ビデオとしては真剣味が足らず、如何なものかと毎回思いますわよ。もっと真面目に反省せい!

dorobou2.jpg



まあ、それでも、このシリーズの前の、やけに深刻ぶって映画鑑賞ムードをぶち壊しまくりんぐだったアレに比べりゃ、全然いいんですけどね。

なんだか話が脱線しましたが、まいっか。

ちなみに今、「びっくるくん」の最新動画を撮影しようとバタバタしております。
今月中にはなんとか仕上げたいですね〜。
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