商品開発の経過報告とオタク話あれこれ
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昨年よりずーーーーっと気になっていた、アメリカで発売中のDVD「ウォーターワールド」エクステンデッドエディション。これは約135分の劇場公開版に、更に40分の未公開フッテージを追加編集した、3時間弱もあるコスナー映画お得意のロングバージョン。
近々、アメリカではエクステンデッドのBlu-ray版もリリースされるらしいにもかかわらず、日本ではDVDですらリリースされず。近日、ようやく日本版Blu-rayは発売ですが、やはり劇場公開版のみ。もうエクステンデッド日本版は絶望的と判断し、輸入盤を購入してみました。お値段2000円くらいだしね。そもそも欲しがる人がそんなにいないだろうから、しょうがないんでしょうか。
で、先日到着したので遂に鑑賞。しかも予習として通常版DVD=劇場公開版もフルタイムでしっかり鑑賞しておいた上で。追加シーンがきっちり判別できないと、正しくレビューできない=時間の無駄っぽい気がしたので。
って、実質「ウォーターワールド」を今時、2回連続で観るってのも相当な時間の無駄だとは思うんですが、そんな夏があってもいいじゃないか!と。
で、40分以上も追加されたシーンの主な内訳です。
もちろん興味のない人がほとんどだと思いますが、せっかくなんで列挙します。
●ケヴィン・コスナー=マリナーが環礁の町に到着してから、最初のバトルが始まるまでのところが20分くらい増量。もちろん英語分からないので正確な詳細はアレですが、英語字幕見ながらなんとなくわかったのは、環礁の町の住民の描写を増やして、海しかないという世界観の補強を延々やってる感じ。正直、眠いだけなんで、ここは大幅カットして大正解。
●洋上でのマリナーと女性キャラふたりの絡みがボリュームアップ。
でも、どうにも大したドラマが追加されてる訳じゃないんですよね…。
●マリナーが三胴船を壊され、少女をさらわれた後の漂流シーンが増量。
その後、他の難民グループと合流し、デニス・ホッパーのタンカーへ殴りこみに行くまでのくだりは、公開版でかなりはカットしていた事が判明。ジェットスキーを敵の斥候から奪う軽いアクションシーンもあり。まあでも、なくても話が通じてたので、やはり無駄なシークエンスだったんすよ、きっぱり。
●最後、ドライランドへ到着して、マリナーと皆とのお別れシーン。
公開版ではヒロインとの別離のシーンはセリフなしでさらっと処理していたけど、エクステンデッドは長々としたセリフの応酬でくどいくどい。公開版の編集で絶対に正解。
●ラスト、丘の上からマリナーの船出を見送るヒロインたち。ここまでは公開版と同じだけど、なんとエクステンデッドでは、丘の草むらを掘ったらエベレスト山頂を示す記念碑が…みたいな描写。
これはオチとして残していても悪くないとは思うんだけど、感動的な(?)別離エンドの印象を散漫にしている感じもするので、まあやっぱりなくてもいいのかな。
以上、こんな感じでした。
三胴船の修理シーンやら、船上でトマトの小さい実を巡って展開されるギャグシーンとか、いいシーンもちらほらあるんですが、やはりB級世紀末アクションに実質3時間は長すぎ(じゃあ「ポストマン」は? と。いやあれは似て異なるジャンルの作品なので、また別の機会に)。
「ウォーターワールド」の世界観って、ユニークではあるんだけど矛盾だらけ。
その船、どうやって作ったんだよ?から始まり、洋上で暮らす人間たちの生活様式も具体的には見えてきません。
なのに更に上映時間増やして設定とかに立ち入ってしまうと、矛盾をいよいよ露呈しちゃう訳で、この手のエンタメ世紀末ものは90分〜100分くらいの上映時間でタイトに収めるが吉ではないかと強く思わされました。その良い例が我らが金字塔「マッドマックス2」ですね。
あの世界観も突っ込みどころは山ほどあるんだけど、そこに観客の目がいかないように、常にアクションシーン挿入し、最後は派手に暴れて、あれよあれよと物語を畳んでしまいます。その上映時間96分。テーマだなんだ語らない欲張らない。ヒーローが悪者やっつけてカッケー!ってだけを追求した、実に身の程を弁えた作劇だと思います。
「マッドマックス2」が世界観の描写に饒舌で、2時間超の作品に仕上がってたら、果たして世界的なカルト映画に成り得たか?そもそも私はファンになったろうか? いやぁ、無理なような気がします。カルト映画ってのは腹八分目の食い足りない感じがあるからこそですよ。
むしろ逆に劇場公開版「ウォーターワールド」が135分(公開版も長いのよね)ではなくて、96分くらいにギュっとまとまっていたら、公開時、あれほど「失敗作」「最低映画」と連呼される事はなかったのでは?とも思えます。
※まあでも、なんとなく「ボディガード」以降、調子に乗りすぎていたコスナーを叩こう!みたいな空気が充満していたのも事実なので、どの道、こき下ろされたのかも知れませんが。
しかし「ウォーターワールド」、USJにおいては現役の人気出し物。おまけにジェームズ・ニュートン・ハワードのスコアは、未だにバラエティ番組での使用頻度がえらく高い! 海がらみにロケだとすぐに「ウォーターワールド」のメインテーマ&アクションスコアかかりますからね。
(エジプト、砂漠ロケだと「ハムナプトラ」ってのも定番)
実は「ウォーターワールド」のサントラは愛聴盤だったんですが、ある時紛失。
いつでも買えるやと思っていたら、今は廃盤になっちゃって、日本国内じゃ足元プライスついちゃって、困りものです。海外オークションだとまだ常識的な価格で中古が買えるのが救いですが…。
「ウォーターワールド」。当時は必要以上に叩かれた印象がありましたが、なんだかんだで見事に時代を超えて生き残った90's映画になりました。ファンとしては嬉しい限りです。
あとはあの三胴船「トリマラン」のちゃんとした立体物が欲しいところ。もちろん完全変型システム搭載で。
ケナー社のおもちゃもちゃんと帆船モードに変型するんですが、映画とはかなり違う大雑把な作りなんすよね。
帆をたたんだ状態から
高さ60cmの邪魔くさいオモチャへ変型!
以上、頼まれもしないのに「ウォーターワールド」の長話でした。
近々、アメリカではエクステンデッドのBlu-ray版もリリースされるらしいにもかかわらず、日本ではDVDですらリリースされず。近日、ようやく日本版Blu-rayは発売ですが、やはり劇場公開版のみ。もうエクステンデッド日本版は絶望的と判断し、輸入盤を購入してみました。お値段2000円くらいだしね。そもそも欲しがる人がそんなにいないだろうから、しょうがないんでしょうか。
で、先日到着したので遂に鑑賞。しかも予習として通常版DVD=劇場公開版もフルタイムでしっかり鑑賞しておいた上で。追加シーンがきっちり判別できないと、正しくレビューできない=時間の無駄っぽい気がしたので。
って、実質「ウォーターワールド」を今時、2回連続で観るってのも相当な時間の無駄だとは思うんですが、そんな夏があってもいいじゃないか!と。
で、40分以上も追加されたシーンの主な内訳です。
もちろん興味のない人がほとんどだと思いますが、せっかくなんで列挙します。
●ケヴィン・コスナー=マリナーが環礁の町に到着してから、最初のバトルが始まるまでのところが20分くらい増量。もちろん英語分からないので正確な詳細はアレですが、英語字幕見ながらなんとなくわかったのは、環礁の町の住民の描写を増やして、海しかないという世界観の補強を延々やってる感じ。正直、眠いだけなんで、ここは大幅カットして大正解。
●洋上でのマリナーと女性キャラふたりの絡みがボリュームアップ。
でも、どうにも大したドラマが追加されてる訳じゃないんですよね…。
●マリナーが三胴船を壊され、少女をさらわれた後の漂流シーンが増量。
その後、他の難民グループと合流し、デニス・ホッパーのタンカーへ殴りこみに行くまでのくだりは、公開版でかなりはカットしていた事が判明。ジェットスキーを敵の斥候から奪う軽いアクションシーンもあり。まあでも、なくても話が通じてたので、やはり無駄なシークエンスだったんすよ、きっぱり。
●最後、ドライランドへ到着して、マリナーと皆とのお別れシーン。
公開版ではヒロインとの別離のシーンはセリフなしでさらっと処理していたけど、エクステンデッドは長々としたセリフの応酬でくどいくどい。公開版の編集で絶対に正解。
●ラスト、丘の上からマリナーの船出を見送るヒロインたち。ここまでは公開版と同じだけど、なんとエクステンデッドでは、丘の草むらを掘ったらエベレスト山頂を示す記念碑が…みたいな描写。
これはオチとして残していても悪くないとは思うんだけど、感動的な(?)別離エンドの印象を散漫にしている感じもするので、まあやっぱりなくてもいいのかな。
以上、こんな感じでした。
三胴船の修理シーンやら、船上でトマトの小さい実を巡って展開されるギャグシーンとか、いいシーンもちらほらあるんですが、やはりB級世紀末アクションに実質3時間は長すぎ(じゃあ「ポストマン」は? と。いやあれは似て異なるジャンルの作品なので、また別の機会に)。
「ウォーターワールド」の世界観って、ユニークではあるんだけど矛盾だらけ。
その船、どうやって作ったんだよ?から始まり、洋上で暮らす人間たちの生活様式も具体的には見えてきません。
なのに更に上映時間増やして設定とかに立ち入ってしまうと、矛盾をいよいよ露呈しちゃう訳で、この手のエンタメ世紀末ものは90分〜100分くらいの上映時間でタイトに収めるが吉ではないかと強く思わされました。その良い例が我らが金字塔「マッドマックス2」ですね。
あの世界観も突っ込みどころは山ほどあるんだけど、そこに観客の目がいかないように、常にアクションシーン挿入し、最後は派手に暴れて、あれよあれよと物語を畳んでしまいます。その上映時間96分。テーマだなんだ語らない欲張らない。ヒーローが悪者やっつけてカッケー!ってだけを追求した、実に身の程を弁えた作劇だと思います。
「マッドマックス2」が世界観の描写に饒舌で、2時間超の作品に仕上がってたら、果たして世界的なカルト映画に成り得たか?そもそも私はファンになったろうか? いやぁ、無理なような気がします。カルト映画ってのは腹八分目の食い足りない感じがあるからこそですよ。
むしろ逆に劇場公開版「ウォーターワールド」が135分(公開版も長いのよね)ではなくて、96分くらいにギュっとまとまっていたら、公開時、あれほど「失敗作」「最低映画」と連呼される事はなかったのでは?とも思えます。
※まあでも、なんとなく「ボディガード」以降、調子に乗りすぎていたコスナーを叩こう!みたいな空気が充満していたのも事実なので、どの道、こき下ろされたのかも知れませんが。
しかし「ウォーターワールド」、USJにおいては現役の人気出し物。おまけにジェームズ・ニュートン・ハワードのスコアは、未だにバラエティ番組での使用頻度がえらく高い! 海がらみにロケだとすぐに「ウォーターワールド」のメインテーマ&アクションスコアかかりますからね。
(エジプト、砂漠ロケだと「ハムナプトラ」ってのも定番)
実は「ウォーターワールド」のサントラは愛聴盤だったんですが、ある時紛失。
いつでも買えるやと思っていたら、今は廃盤になっちゃって、日本国内じゃ足元プライスついちゃって、困りものです。海外オークションだとまだ常識的な価格で中古が買えるのが救いですが…。
「ウォーターワールド」。当時は必要以上に叩かれた印象がありましたが、なんだかんだで見事に時代を超えて生き残った90's映画になりました。ファンとしては嬉しい限りです。
あとはあの三胴船「トリマラン」のちゃんとした立体物が欲しいところ。もちろん完全変型システム搭載で。
ケナー社のおもちゃもちゃんと帆船モードに変型するんですが、映画とはかなり違う大雑把な作りなんすよね。
帆をたたんだ状態から
高さ60cmの邪魔くさいオモチャへ変型!
以上、頼まれもしないのに「ウォーターワールド」の長話でした。
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